「毒」と「薬」の違いは・・・。 | 【一宮市本町の整体マッサージ】アトラス整体院
- 2022年05月09日
- ブログ
一般的に使う「毒」と言う言葉には、
【危険で良くないもの】
というイメージがあります。
その反対に「薬」という言葉には、
【安全で良いもの】
というイメージがあります。
あたかも、毒と薬は対立している存在であるように思われています。
ですが、科学的にみますと、「毒と薬の間には明確な違いはない」のです。
毒も薬もともに生物活動に影響を与える作用があり、本質的には全く同じものです。
一部の毒が薬になるわけでもなく、【両者は一体のもの】と考えられています。
猛毒と見なされている物質であっても、その量を加減することによって「薬」にもなるのです。
逆に、薬とされている物質であっても、一定の量を超えれば生命活動を害する【毒】となってしまいます。
例えば、猛毒の毒草「トリカブト」にしても、その根を乾燥したものは漢方の世界では、
【附子(ぶし)】
と呼ばれ強心や利尿作用を持つ薬として用いられていますが、量を間違えてしまうと、嘔吐や口のしびれが起き、たちどころに死に至ってしまう恐ろしい猛毒となります。
どうしてこのような違いが、生じるのでしょうか?
それは、トリカブトに含まれている「アコニチン」という物質の性質によります。
アコニチンは神経細胞のナトリウムチャンネルを勝手に開き、細胞内へ大量のナトリウムイオンを流入させ、信号が伝わる邪魔をします。
その結果、神経伝達物質のアセチルコリンの遊離が抑えられてしまい、【神経回路の信号伝達が阻害される】のです。
もしも、神経が異常に興奮しているときに適量のアコニチンが投与されると、興奮が鎮まり体の状態が正常に戻ります。
これは、薬としての効果を示していますが、ある一定の量を超えて過剰に摂取すれば、窒息死を招いてしまいます。
身の回りに存在しているあらゆる物質は、酒であれ、砂糖であれ、塩であれ、「一定の量を超えてしまえば、毒」になってしまいます。
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