二種類に分かれる、「貝毒」は…⁉ | 【一宮市本町の整体マッサージ】アトラス整体院
- 2022年05月19日
- ブログ
「貝による食中毒」は、ことのほか強烈です。
【カキやアサリなどを食べて、激しい腹痛と下痢に襲われた】
という体験をされた方も多いと思います。
でも、どうして貝が毒を持つのでしょうか?
実は貝毒もフグ毒と一緒で、貝もまた「自分自身で毒を生み出しているわけではありません」。
多くの貝、主にアサリやカキ、ホタテガイなどの二枚貝は海中の植物プランクトンを餌としています。
それらの中には、毒を持った【貝毒原因プランクトン】を貝が食べることによって、貝の体内に毒素が蓄積されていくのです。
貝自身は、いくら毒が蓄積されても死ぬことはないのですが、たまたまそれがヒトの口の中に入ると中毒症状を起こします。
大きく分けると、2つのタイプに貝の毒は分けれます。
1つは、「麻痺性貝毒」と呼ばれるものであり、
もう1つは【下痢性貝毒】と呼ばれるものです。
麻痺性貝毒はフグ毒と同じように、「運動神経の麻痺」を引き起こします。
口や舌、顔面がしびれ、さらには手足にもしびれが広がり、重症になると運動障害、言語障害なども表れ、呼吸困難で死亡することもあります。
一方、下痢性貝毒はその名の通り、【激しい下痢】を引き起こします。
ある貝が麻痺性貝毒を持つか、下痢性貝毒を持つかの違いは、「摂取したプランクトンの種類」によります。
麻痺性貝毒は【渦鞭毛藻アレキサンドリウム属】というプランクトンによって引き起こされます。
このプランクトンは、
●ゴニオトキシン
●サキシトキシン
といった水溶性の神経毒を産出します。
フグ毒のテトロドトキシンと同じような働きを、体に及ぼします。
下痢性貝毒は、「ディノフィシス属」などのプランクトンが産出する【オカダ酸】や【ディノフィシストキシン】によって引き起こされます。
これらは脂溶性の毒で、消化器系にダメージを与えます。
下痢性貝毒は「重症でも3日ほどで回復」しますが、麻痺性貝毒の場合は、【重篤なケースだと12時間以内に呼吸困難などで死亡する】こともあります。
通常は、各都道府県でも定期的にその発生状況を厳しくチェックしていますので、毒化した貝が店頭に並ぶことはありませんが、「潮干狩りなど自分で採った二枚貝」などを食べるときは注意が必要です。
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