自己抗体で病気を・・・。　｜　【足のつり改善なら】アトラス整体院

2023年1月20日 2023年6月28日

院長　とし

侵入者を「抗原」、
それを認識する防御分子を【抗体】

としますが、自己抗体とは、自分自身の組織や細胞を「抗原として認識している抗体」のことです。

いくつかの疾患では、疾患と自己抗体の関係が解明されています。

そして、その【抗体の有無を調べることで、細胞レベルで異常が生じていることを確認】することができます。

例えば、「関節リウマチ」では自分の関節や軟骨に対しても、免疫による攻撃が行われます。

その結果、関節や軟骨の組織が破壊されていき、【悪化すると関節が変形して痛みを感じ】始めます。

しかし、痛みを感じ始める前から、関節リウマチの方からは

「リウマトイド因子」

という抗体が検出されますので、血液検査で確認することができます。

疾患の可能性のある人の血液を調べて、この因子があるかどうかを判定することで、疾病にかかっているかどうかが分かります。

ですが、【リウマトイド因子の反応は許容範囲が広い】ので、この検査で陽性反応が出た場合、関節リウマチのほかに

●慢性関節リウマチ、
●肺結核、
●梅毒、
●ウィルス性肝炎、
●肝硬変

などの可能性も考えられます。

逆に、関節リウマチであっても、「リウマトイド因子検査が陰性反応になる場合もある」そうです。

それを回避するためにも、診断には自己抗体を検出する【血液検査とレントゲンなどが併用される】ことが多くなっています。

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