顎関節症を改善する、訓練療法には…。 | お顔のゆがみや花粉症対策なら【アトラス整体院】

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顎関節や筋肉の状態を改善するためのリハビリトレーニングには、

①関節が動かせる可動域を広げる「関節可動化訓練」、

②硬くかたまっている筋肉をゆるめるための「筋伸展訓練」、

③長年の痛みで筋肉が弱り疲れやすくなっている状態を改善するための「筋負荷訓練」、

④関節円板前方転位になった患者さんの開口訓練の終末期に出現することがある、硬い物を噛む時の痛みをやわらげる「ガム訓練

の4種類があります。

以上、この訓練をあなたの顎の不具合に応じて選択します。

●関節可動化訓練と筋伸展訓練の実際

関節可動化訓練と筋伸展訓練は目的が別ですが、行う手順や注意点は同じですのでまとめて説明します。

手順① 準備運動として、痛みが出ない範囲で口を開けたり閉じたりする、【口の開閉運動を10回ほど】繰り返します。

その際には、上下の歯は接触させない、食べ物は口に入れないで下さい。

手順② 下あごの前歯に利き手の人差し指から薬指あるいは小指までの3本の指をかけて、ゆっくりと口を開くように「下に向かって下あごを押し下げて」下さい。

その時には、あごは力まないで息を吐くような感じでゆったりと力を抜き、指だけに力を入れましょう。

その時に

「ちょっと痛いかな」
「引っ張られているな」

と感じるまで口を開き、30秒から1分間維持して下さい。

最初は痛みもあり、難しいかもしれません。

その場合は、【手を使わず、あごの力だけでも】構いません。

慣れるまでは10秒、20秒から始めて徐々に時間を延ばしていきましょう。

30秒ほど開けていても痛みをさほど感じなくなったら、今度は前に説明したように「指を使って」口を下方に押し下げます。

これも30秒間続けることができるようになったら、次の段階として、もう一方の手の親指で上の前歯を軽く押し上げて、顔が下を向かないように支えて下さい。

手順③ 整理運動として、手順①を行います。

手順①~③を3回もしくは4回を1セットとし、【1日に3~4セット】行います。

これらの訓練は、毎食後や入浴時に行って下さい。
(起床直後や寒い場所は避けて下さい)

訓練を開始して何日か後に痛みが強くなった場合には「回数、開口の強さを加減」して下さい。

最終的に、【両手で開口しても痛みを感じなく】なりましたら、リハビリトレーニングは終了です。

 

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