膠原病では反応が強く起こる、「レイノー現象」とは!?
指が突然白くなったり、紫色になったりする現象で「レイノー現象」というものがあります。
これは、「寒さ」や「冷たさ」に反応して、発作的に起こるのが特徴です。
指先や皮膚が寒くなれば血管が収縮し、暖かければ拡張するのは、一般的に健康な状態です。
また、指先や皮膚の血流は自律神経によっても調節されているので、【交感神経が緊張すると血管は収縮】し、【副交感神経が緊張すると拡張】していきます。
膠原病の方には、この神経の反応が強く起きてしまうので、ちょっとした温度の変化でも血管がけいれんを起こすため、収縮してしまいます。
ですから、レイノー現象は寒い日に起こりやすくなっているようです。
また、「精神的ストレスでも起きてしまう」のだそうです。
病院でも、苦手な先生や怖い先生の診察で、
「ストレスのあまり膠原病患者さんが、レイノー現象を起こしてしまった」
というお話もあるんだそうです。
レイノー現象が起こると、典型的な場合には、「白」・「紫」・「赤」と三相の変化を起こします。
それ以外にも、最初から紫色になったりすることも・・・。
それは、どの血管に変化が起きたかによって異なってきます。
例えば、
細い動脈が収縮したときには「白く」なり、
細い静脈が収縮したときには「紫」へと変化するのです。
そして、レイノー現象が起こった後には急激に血液を供給しようとするため、反応性の充血がおこり、指先は赤くなるのです。
レイノー現象がよくみられるのは「強皮症(SSc)」と、
「混合性結合組織病(MCTD)」ですが、
関節リウマチ(RA)や全身性エリテマトーデス(SLE)など、他の膠原病でもみられることがあります。
そして、とくにレイノー現象をおこす原因が特定できない、「原発性レイノー症候群」と呼ばれるものもあります。
レイノー現象は、「膠原病を発病したときの最初の症状としてみられることが多い」ので、この症状が出始めたら専門医に診てもらうことをオススメ致します。
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