血液型にくっつく「Rh」って!?
A型・B型・O型・AB型の後に続く、「Rh(+)」や「Rh(-)」って、どういう意味なのでしょうか?
実はこのRhは、ある動物の頭文字から付けられているのです。
それは学術名がrhesus monkey(アカゲザル)と言う、お猿さんです。
このお猿さんを使っての実験で、血液の中の赤血球の動きを調べていた研究者グループが発見したのです。
動物が違ってたら、名前も変わっていたかもしれませんね。
1940年に、ABO型を発見した「ランドシュタイナー」と弟子の「ウィナー」(血清学者)は、アカゲザルの血液の実験で、Rh血液型を発見しました。
これはどう言った実験だったのでしょうか?
なんと、アカゲザルの血液をウサギに注射して、ウサギの血清中にサルの赤血球に対する抗体をつくる実験でした。
う~ん、異種格闘戦ですね~。
結果はウサギの血清の勝ちで、アカゲザルの赤血球は凝集(互いにくっつき合う)し、破壊されました。
この実験の後、彼らは今度、なんとウサギの血清に人間の血液を注射したのです。
勝者は、ウサギになりましたが、【すべてのケースでウサギの血清に軍配があがった訳ではありませんでした。】
そこで、アカゲザル(rhesus monkey)の頭文字から、赤血球が凝集するタイプをRh(+)、赤血球が凝集しないタイプをRh(-)としました。
でも「rhesus monkey」の頭文字を取ったのなら、「Rm」とはなら無かったのですね。
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