加齢とともに進む!?軟骨の磨耗 | お顔のゆがみや花粉症対策なら【アトラス整体院】

高齢者

 

軟骨の表面は非常に滑らかでスベスベしており、「軟骨同士がこすれ合っても簡単にはすり減らない」ようになっています。

しかし、膝の動きは1日に数千回とも言われています。

加齢と共に、車のタイヤがすり減るように、【徐々に関節軟骨の摩耗が進んでいくのは避けられません】。

体重の増加(過剰な荷重)や運動不足による筋力の低下(適当な負荷の減少)、
血行不良、
新陳代謝の悪化

などが加わりますと、なおさらです。

軟骨の状態はどんどん悪くなっていき、スベスベして弾力のあった関節軟骨は水分や栄養が不十分になり、

表面はカサカサ、
ザラザラと毛羽立ち始め、

滑らかさがどんどんと失われていきます。

そして、摩耗が大きくなることで「関節軟骨は削り取られ始めます」。

摩耗が進むと、削り取られて関節包のなかを漂っている軟骨のかけらが、【滑膜を刺激するようになります】。

ここで滑膜が傷つき、炎症が起こるのです。

炎症の起こった滑膜は、関節液を過剰に分泌し始めます。

関節軟骨に酸素や栄養を補給したいために多くの関節液を作り出すのですが、厄介なことに、関節液のなかには痛みを引き起こす「サイトカイン」という科学物質が含まれているのです。

これが、膝の痛みのもとになります。

このサイトカインは【炎症を悪化させる作用】も持っています。

痛みがあるために筋肉が緊張すると、さらに血行が悪くなり、

「軟骨のかけらやサイトカインを含んだ関節液が回収されないまま増え続け、痛みが痛みを呼び、炎症がさらに悪化していく」

という悪循環に陥ってしまいます。

【すり減った関節軟骨を元通りにすることは出来ません】が、悪循環を断つことは出来ます。

それが膝への適度な刺激、適度な運動なのです。

血行を改善し、新陳代謝を促し、なるべく元気な状態で関節軟骨を保つことが重要です。

「変形性膝関節症の治療の基本が運動療法である」のは、このためなのです。

 

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