乳製品によって「骨粗しょう症」が・・・!?
「日本人は慢性的にカルシウム不足」と、昔から言われていました。
一度くらいは、皆さんも「耳にした」ことがあると思います。
カルシウムが不足すると、骨粗しょう症になって骨折しやすくなり、悪くすると寝たきりになる等と教えられ、
「牛乳をたくさん飲む」ことや、
「サプリメントでカルシウムを補充する」こと
が勧められています。
確かに日本人の平均摂取量は、必要摂取量といわれている「1日600mg」には達してはいません。
牛乳やチーズなどの乳製品をよくとる欧米人では、
日本人の2~3倍もカルシウムを摂っていますから、世界的にみても日本は摂取量が少ないようです。
ではカルシウムをたくさんとっている欧米では、骨粗しょう症はどうでしょうか?
実は、日本人のほうが「断然骨粗しょう症は少ない」のです。
カルシウム摂取量が多い欧米人に比べ、「摂取量の少ない日本人に骨粗しょう症が少ない」のは、どうしてなんでしょうか?
実は、栄養摂取量にしても、血圧や血糖値などの検査値にしても、
「アメリカの基準をそのまま使用するのでは、日本人には当て嵌まらない」
ようなのです。
欧米人は日頃から乳製品をたくさんとってカルシウムを大量に摂取していますが、意外と盲点なのは牛乳や乳製品は、「脂肪」だという点です。
大きなエネルギーをもつ乳製品をたくさんとれば、当然のことながら太ってきます。
肥満すると億劫になり、あまり運動をしなくなりますし、ちょっと転んで手を下につけば、
重い体重の負荷が一部分にずっしりと掛かるので、骨折も起こりやすく なるのです。
欧米人に骨粗しょう症が多いのは、こういった理由が考えられます。
そして日本人の場合ですが、もともと牛乳に含まれている成分の「乳糖」や「カゼイン」を分解する能力が乏しく、乳糖の糖類を分解するに当たっては
「体内のカルシウムを消費して、酸性の糖類をアルカリ化させる」
ため、カルシウム欠乏を招いてしまい、骨も脆くなってしまうのです。
小魚や豆腐、魚貝類などの日本の伝統的食材にも、カルシウムは十分含まれています。
また、水にも含まれていますので、無理して乳製品を多く摂取する必要もないのです。
まずは日常の食生活を、少しづつ改善してみて下さい。
これからのあなたのカルシウムの摂りかたの参考になれれば、幸いです。
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