売っているのに、サボっている意味になる【油を売る】は…

油商人

 

 

現在で「油」というと、ほとんどは「石油」の事になりますが、昔から使っている「油を売る」の油は、何を指しているのでしょうか?

 

実は、この言葉の油は「菜種油」の事になります。

 

江戸時代以前では、菜種油は食用としてのみではなく「行灯などの、明かり用の燃料」として、日々の暮らしにとっても欠かせない物として重宝されていました。

 

その油を売り歩いていた油商人の商法を指して生まれた言葉が

「油を売る」

になります。

 

油を量り売りするときには、油の入った甕からお客の容器に升を使って移していきますが、当時の油はとても高価な代物で

「油1升、金1升」

と言われるほどの物でした。

 

なので、一滴たりともこぼさない様に時間をかけて丁寧に移す必要がありました。

 

そういった商法が「油商人の商いは悠長」だという事になり、「油を売る」という言葉が誕生したと言われています。

 

ほかには、江戸時代に髪油を行商していた商人が、

「ご婦人たち相手にあれこれ世間話に花を咲かせながら商売をしていた」

事に由来しているという話も出ています。

 

どちらの説にしても、油商人の仕事ぶりが由来となった事は間違いなさそうですね。

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