炎症が、関節の変形を引き起こす【関節リウマチ】②

炎症が、関節の変形を引き起こす【関節リウマチ】②
しかし、肉芽の一部が「パンヌス」という膜状組織になると、軟骨の表面を覆うようになり、軟骨を侵食してしまいます。
パンヌスが侵食しだすと、
●軟骨を破壊
●さらに軟骨の下にくい込んで骨を壊す
など、しだいに周りの組織をおかしていく事に…。
軟骨が摩滅し軟骨の下にある骨が露出してくると、関節を動かす時に骨同士が擦れあう事になり、痛みのため関節の曲げ伸ばしが出来なくなってしまいます。
また、関節面のかみ合わせも悪くなるので、関節面がズレ、脱臼や亜脱臼も起こりやすくなります。
関節周囲の腱や筋肉の伸縮も悪くなるため関節の変形も始まってしまうのです。
完全に軟骨がなくなってしまうと関節の変形はさらに進んでしまい、
●2つの骨が完全にくっついて、関節がまったく動かなくなったり
●骨と骨が離れてしまい、ぶらぶらと不安定になったり
していきます。
手首や足のように、小さな骨が集まって複雑な関節を形成している場所では、関節軟骨がなくなると「骨と骨が癒着」を起こします。
癒着は最初「線維性」ですが、カルシウムが沈着すると一本の骨のようになってしまい、「骨性強直」を起こします。
このようになると残念ではありますが、関節はまったく動かなくなってしまい関節の働きを果たさなくなってしまうのです。

