【リンゴ】を食べて、飽和脂肪酸を…

最近の日本人の食生活が欧米化が進んで来ている事にともない、昔にくらべて肉や加工食品を食べる事が増えて来ています。
それらを摂取する事により、飽和脂肪酸の増加が懸念されており、ほとんどの人が
「これ以上飽和脂肪酸を摂る必要がなく、逆に減らした方が良い」
とも言われています。
肉類の脂肪などに含まれている飽和脂肪酸は、「凝固温度が高いため、体内では個体のまま存在」しています。
固まりやすく、コレステロールや中性脂肪を増加させる働きを持っているので、「血中に飽和脂肪酸が増えると、動脈硬化を招く事もある」という、なかなか厄介な存在です。
本来はエネルギー源として重要な事も確かなのですが、近年では摂取し過ぎによる「肥満」や、各種の「生活習慣病」の増加が問題視されています。
(美味しくて人気のある牛のサーロインステーキなどは、肉類の中でも含有量が際立っています…)
ですが、朗報があります。
なんと「リンゴ」を一緒に食べると、飽和脂肪酸をブロック出来るそうなんです。
リンゴに含まれる食物繊維には、水溶性食物繊維の「ペクチン」が豊富に含まれていて、このペクチンが
「大腸内の乳酸菌を増やし、有害物質を体外に排出する働き」
を持っています。
注※ペクチンは皮部分に多く含まれていますから、「皮付きの状態で摂取」して下さい。
さらに善玉コレステロールも増加させるので、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果が…。
リンゴを一緒に食べるだけで、美味しい肉料理が堪能出来るようになるのですね。
ペクチンの効能として、その他には「痔の予防」、「食べ過ぎの防止」、「虫歯予防」などが挙げられています。
バターやラード、鶏皮などにも飽和脂肪酸はたっぷりと含まれていますから、なにかとご馳走を食べる機会が多くなる年末年始には、なるべくデザートに皮付きリンゴを取り入れる様にしていきましょう。
Ps.リンゴには整腸作用もありますので、便秘の時には便を軟らかくし、下痢の時には便を硬めにして、お腹の状態を整えてくれますよ〜。

