ドイツで呼ばれている「魔女の一撃」は!?

 

「魔女の一撃」って、聞いたことはありますでしょうか？

実はこれ、日本では

【ギックリ腰】

と呼ばれております。

なんの前ぶれもなく、ある日「突然」腰に激痛が走ってしまう。

それも「足腰の弱ってきた中高年だけではなく、現役バリバリのアスリートなどお構いなく」、症状は襲ってきます。

正に【魔女の一撃】たる由縁です。

「どんな時にギックリ腰になったのか？」をアンケート調査したところ、

●くしゃみをした時

●顔を洗おうと屈んだ時

●靴下をはこうとした時

●床に落ちたものを拾った時

など、特別なことをしている時ではなく、日常生活で当たり前の動きをしている時に起きています。

些細なきっかけで、【とても辛い痛み】がどうして生じてくるのでしょうか？

突然ではありますが、皆さんはプールなどで足がつった経験はないでしょうか？

足がつると、筋肉がガチガチに硬直していますが、なんとギックリ腰のときは、

「これと同じことが私たちの腰に起きている」

のです。

普段つることのない腰の筋肉で起こるのですから、その痛みは尋常ではありませんし、【硬くなった筋肉では、血行も悪くなるので痛み物質が発生します】。

そのため、さらに痛みが増してしまうのです。

この悪循環の【最初の筋肉ガチガチ】を引き起こす引き金として、「椎間板のひび割れ」が注目されています。

背骨の骨の間にあるクッションの役割がある椎間板ですが、まん中の部分はゼリー状のタンパク質で、外側にはコラーゲンの層で出来ています。

長年使っていると、そのうちに弱くなってきますし、【コラーゲンの層も内側から少しずつひび割れが生じてきます】。
（日常生活の中でもひび割れは少しずつふえ、そして深くなっていきます。）

そこに何かの衝撃が加わると、「内側からのひび割れがついに外側に達してしまい、一気に痛み物質が発生」し筋肉がガチガチになり、痛みの連鎖が始まってしまうのです。

もちろん、【最後のひと押し】は強い衝撃であることも多いのですが、ひび割れがギリギリ外側のところまで来ていれば、些細な動きでも起こってしまいます。

これがいわゆる、

「魔女の正体」

なのです。

 

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