実は共演NGだった!?【ネギ+ワカメ】

お味噌の具材としてポピュラーな「ネギ」と「ワカメ」。
むかしから普通に使われているので、実は共演がNGだったなんて言われても信じられないですよね。
ですが、ネギに含まれている「リン」や「硫化アリル」などの成分が、ワカメに含まれる「カルシウム」の吸収を妨げてしまう食べ合わせでだったのです。
カルシウムと結合することで骨格を作る重要なミネラルの「リン」は、エネルギーを発生させる「ATP」という物質の成分で代謝に欠かせない栄養素です。
でも、現在では加工食品の多くに含まれているため、日常生活では不足する事はなく、逆に取り過ぎが問題視されているそうです。
リンを取り過ぎた場合どうなるのかですが、カルシウムの吸収を阻害するだけでなく、「骨のカルシウムまでも溶かしてしまう」ために、「骨密度や骨量が減少する恐れがある」のです。
他にも、ネギ&ワカメの組み合わせでは、両者ともに含んでいる「ヌルヌルとした粘質物」が一緒になると、舌の細胞の表面がその粘質物で覆われてしまうため、味覚が鈍る事も挙げられています。
ネギ&ワカメを一緒に食べる時には、体内のリンとカルシウムのバランスを調整するためにも、青魚やシラス干しなどを食べる事で「ビタミンD」を摂りましょう。

