男性と女性で差が出る!?「腎盂腎炎」は・・・。　｜　【一宮市本町の整体マッサージ】アトラス整体院

腎盂腎炎は、腎臓の中にある「腎盂に細菌が入って炎症を起こす病気」の事で、【若い女性は、特に注意が必要となる】そうです。

「腎盂」とは、日常あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、腎臓の中にあり、【腎臓で作られた尿を集めて、尿管までの架け橋をする場所】のです。

尿は、「尿管」という細い管を流れて、「膀胱」にたまります。

そして【尿道を通って体外に排出】されていきます。

この、腎臓と尿管の接続部が細菌に犯されて炎症が起きるのが、「腎盂腎炎」となるんです。

ですが、この細菌は【どこからやって来る】のでしょうか？

実は、腎盂腎炎の原因となる細菌はほとんどの場合、「尿道から膀胱へ、そして腎臓へと逆上がって来る」のです。
（まるで、滝登りのようですね...）

これを【上行性感染】と言います。

前述した「腎盂腎炎が若い女性に多い病気」と言われるのは、【男性よりも尿道が短いだけでなく、外尿道口が膣や肛門に近いため、細菌が膀胱に入りやすい】からなのです。

他にも、「過労やトイレを我慢するのも、原因の一つ」と考えられています。

腎盂腎炎には、【急性】と【慢性】があります。

急性腎盂腎炎の症状には、

悪寒をともなう高熱、
腰や背中・側腹部の痛み、
排尿痛、
膀胱炎、
吐き気、
食欲不振

などがあります。

慢性腎盂腎炎の症状では、

微熱や腰痛、
全身の倦怠感、
食欲不振

などがあります。
（両方とも、食欲不振の症状があるのも紛らわしいですが...）

慢性腎盂腎炎の場合には、「比較的軽いことが多い」のですが、そのまま放置していると【徐々に腎機能が低下】していきますので、注意が必要です。

治療には、抗生物質や抗菌剤、消炎鎮痛剤などの薬が用いられます。

慢性腎盂腎炎では、「その基礎になった病気があることが多い」ので、原因を探し出してから治療を行います。

腎盂腎炎の予防には、【日頃から水分を十分に摂取して、尿の量を増やし細菌を洗い流すこと】と、【トイレを我慢しないこと】が大切と言われております。

 

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