【エイズ・ウイルス】の起源として・・・。 | 【一宮市本町の整体マッサージ】アトラス整体院
「エイズ・ウイルスの起源」について、ようやく推測ができるようになってきました。
1985年に、ハーバード大学の【M・エセックス】と【P・J・カンキ】らが、中央アフリカに生息している野生のアフリカミドリザルから、エイズ・ウイルスに似たウイルスを発見しました。
このウイルスは、「STLV-3」と名付けられました。
さらに、野生の健康に生活しているアフリカミドリザル67匹の血液を調べたところ、その40%の【27匹にウイルスの抗体】が見つかりました。
その後、同じ研究チームでは、「西アフリカの健康な人から、STLVー3によく似たウイルスを発見」しました。
このウイルスは、【STLVー4】と名付けられましたが、人に感染しても病原性はありませんでした。
同じ地域で、今度はパスツール研究所とスエーデンの研究チームにより、人の血液からHTLVー4よりも、「エイズ・ウイルスに似ているウイルスを2種類発見しています」。
これらは、
LAVー2、
SBL
と名付けられました。
これらのウイルスは、【人に感染すると免疫不全を起こします】。
ひとつの仮説として、
「エイズ・ウイルスは、元々ミドリザルの体内で何も悪さをせずに、マイルドに寄生していたウイルスが、ある時、突然変異を起こして人に感染できるようになりました。
感染した当初は、人に対しても病原性は示さなかったが、さらに【変異を起こし人に害を加えるようになり、西アフリカからアフリカ中央地帯で、風土病として留まっていた】。
ところが1970年から80年にかけて、さらに変異を起こし、現在のエイズ・ウイルスが誕生したのではないか。」
と言われています。
仮説を裏打ちするような事実が、85年の末に、【アメリカ国立アレルギー・感染症研究所を中心とする研究者らによって見つけられました】。
それは、
ニューヨーク、
アラバマ、
ザイール
にいるエイズ患者から抽出したエイズ・ウイルスの遺伝子をよく調べたところ、たくさんの異型が出てきました。
このことにより、「エイズ・ウイルスがとても変異しやすいことが分かりました」。
1960年から70年にかけて、多くのハイチ人が、【ザイールに出稼ぎ】に訪れました。
さらには、「ザイールから黒人がハイチにやって来た」という歴史的状況もあります。
このようにしてハイチに広がり、【観光や移民などの人々の往来で、アメリカにエイズが伝わった】と、考えられています。
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