「不安」や「暴力」をつくる遺伝子!?　｜　【一宮市本町の整体マッサージ】アトラス整体院

 

最近、良くニュースとして目にすることも多くなってきた「DV」や「ネグレクト」。

よく、【育ってきた家庭環境】が取り沙汰されますが、これらにも遺伝子は関係あるのでしょうか？

実は、「セロトニンを左右する遺伝子」が、２つ見つかっています。

それは、

セロトニントランスポーターの【プロモーター】と、
「ＭＡＯＡ」(モノアミン酸化酵素Ａ)

です。

遺伝子の転写は、遺伝子の近くに存在するスイッチにより調節されています。

プロモーターは、この「スイッチに相当する部分」です。

不安のなりやすさは、セロトニントランスポーターの【プロモーターの塩基配列の長さ】で決まります。

不安になりやすい遺伝子と、なりにくい遺伝子が存在しています。

「日本人の９６%が不安になりやすい遺伝子を持っている」と言われています。

とは言っても、１００人中９６人が同じ強さで不安を感じ取る事はありませんよね。

環境が左右するのは勿論ですが、プロモーターの遺伝子だけではなく、【セロトニンの遺伝子そのものの違いも、不安に関わっている可能性がある】のです。

ＭＡＯ(モノアミン酸化酵素)は、「セロトニンやドーパミンを分解する酵素」です。

そのうち【ＭＡＯＡ(モノアミン酸化酵素Ａ)が、合成できないと暴力的になる】ことが、あるオランダの家系調査で分かりました。

ＭＡＯＡを全く持たないこの家系の男性は、全員が反社会的な行動を起こしていました。

暴力的な人は「アンドロゲンやアドレナリンの濃度が高い」ことや、【幼児期の虐待体験なども暴力性に影響を与える】事が知られていますので、

ＭＡＯＡの遺伝子だけで全てが決まるわけではない

ようです。

トランスポーターのプロモーターや、ＭＡＯＡの遺伝子だけで性格を説明する事は出来ませんが、

「セロトニンが性格と関わっていることは、間違いない」

ようですね。

 

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