入浴時に石けんやシャンプーを使うのは・・・。
体を清潔にするのにも「お風呂」は非常に有効ですが、
「石けんで体をゴシゴシと擦る」のは、あまりよくないそうです。
石けんは、「皮膚の汚れ」や「脂」を溶かしてくれるのですが、
あまり使いすぎると、皮脂が少なくなり過ぎて、「皮フがカサカサ」になってしまいます。
皮脂とは、「皮フの皮脂腺から分泌される脂分」で、
皮フ全体を膜のように薄く覆うことで、「皮膚組織の水分が蒸発しない」ように守っています。
例えるなら、皮脂は「体を守るバリアー」の役割をもっているのです。
もともと皮脂は、むき出しになっている「顔では分泌が多く」、
服で覆われている「体躯部分には分泌が少なく」なっています。
ですから、最初から少ない脂を石けんで落としてしまうと、
皮膚組織から水分が蒸発しやすくなってしまうので、お肌が乾燥しやすくなってしまうんです。
皮フが乾燥してくると、カサカサした皮フ表面に「細菌」や「ホコリ」などの異物が付着してしまい、それが刺激となってさまざまな皮フのトラブルも起こりやすくなります。
乾燥しやすい冬になると「湿疹」が出来やすくなったり、「肌が痒く」なったりするのは、このためです。
また、皮フから水分がなくなると、血液の水分も少なくなるので血流が悪くなり、体温も下がってしまいます。
(乾燥肌の人は、低体温になりがちと言うデータもあるんですよ。)
ですから、「もともと分泌の多い顔は、毎日石けんで洗っても構わない」のですが、
「分泌の少ない体には、あまり石けんを使わない」方が良さそうです。
石けんを泡立てて体を洗わないと、「キレイになった気がしない」と思う人も多いでしょうが、
皮膚組織の残骸である「垢」は、もともと自然と剥がれ落ちるものですから、下着をこまめに替えていれば、それほど溜まるものではありません。
しかも、お湯で体を流したり、湯船につかっていれば、垢や汚れた皮脂も、きれいにとれるのです。
ちなみに、頭を洗う時も一緒の理由で、「シャンプーをあまり使わない方が頭皮にも良い」ようですよ。
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