3つの消化酵素がある「膵液」は・・・。 | 【足のつり改善なら】アトラス整体院 

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膵臓のはたらきの一つとして、食べたものの消化分解を行う消化液「膵液」をつくって十二指腸に送る仕事があります。

これは消化管に分泌物を出す仕事なので、【外分泌】と呼ばれています。

膵臓の消化液担当の細胞がつくる膵液は、膵臓の内部中央に走っている「膵管」という管に集められて十二指腸に送られます。

膵管は、総胆管と合流して十二指腸に口を開けています。

膵液はここで、胆汁と一緒に十二指腸内に入っていきます。

この、総胆管と膵管が十二指腸に入っていく部分は【十二指腸乳頭】と呼ばれています。

膵臓は、いつも膵液をつくって十二指腸に出しているわけではありません。

食事をして、食べたものが胃を通過して十二指腸まで到達すると、「コレシストキニン」などの消化管ホルモンが血液中に分泌されます。

これは【消化を助ける酵素を求めるホルモン】なので、その情報を感知した膵臓は直ぐに膵液の製造を開始し、十二指腸に送り出すわけです。

こうして、「1日に約1リットルの膵液」がつくられていきます。

膵液に含まれているのは、さまざまな栄養を分解するための3つの消化酵素があり、

タンパク質を分解する【トリプシン】、
炭水化物を分解する【アミラーゼ】、
脂肪を分解する【リパーゼ】

の3種類になります。

膵臓という臓器もタンパク質や脂質で出来ていますが、膵臓の細胞がつくる膵液は、膵臓自身を消化することはありません。

それは、つくりたての膵液は「まだ眠っているような状態」で、【十二指腸に入ってから仕事を始めるように出来ている】からなのです。

ところが、膵炎などによって膵管が狭くなると膵液の分泌が遅れてしまい、「膵臓は自分がつくりだした消化酵素によって、自分自身を消化してしまう」事になります。

この状態が【膵臓病の治りにくい原因】とも言われています。

 

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