血糖値のコントロールをする、2つのホルモンには・・・。 | 【足のつり改善なら】アトラス整体院
膵臓が分泌している血糖値コントロールのホルモンは、「インスリン」と【グルカゴン】です。
インスリンは「血糖値を下げる働き」を、
グルカゴンは【下がった血糖値を上げる働き】
をします。
膵臓のホルモン担当の細胞は数種類あり、これが
「ランゲルハンス島」
と呼ばれるところに集まっています。
ランゲルハンス島は【0.2ミリほどの大きさで、膵臓に約2万個ほど】点在しています。
これを顕微鏡で見ると海に点々と浮かぶ島のように見えるので、発見者にちなんでこのように呼ばれています。
血糖値を下げるインスリンはランゲルハンス島のなかの「β細胞」で、
血糖値を上げるグルカゴンは【α細胞】で、
それぞれつくられています。
細胞でつくられたホルモンは毛細血管を通って血液中に送り出されていき、それぞれの仕事を行います。
からだの細胞は、糖にさらされていると障害を受けてしまいます。
それは、
「細胞のタンパク質に糖分子がくっついて、変質させてしまう」
からです。
そして、糖尿病がおそろしいのは、血液中の糖分が多くなって、【血管や神経の細胞をボロボロにしてしまうから】なのです。
しかし、私たちは1日に三度の食事をしています。
食事には炭水化物が含まれており、消化器官内で糖に分解した後、腸管から吸収され、直接血液のなかに入っていきます。
食後に血糖値が一気に上がるのは、このためです。
血液中の糖分はエネルギー源としてとても大切なものですが、このように急激に増えるのは困ります。
そこで、食後に血糖値が上がると、脳は膵臓に
「血糖値を下げるホルモンを分泌しろ」
という指令を出し、膵臓はインスリンをせっせとつくり分泌することになります。
インスリンは、【筋肉や肝臓の細胞が血液中の糖を取り込むのを助ける】はたらきをします。
また、肝臓が余分な糖を中性脂肪やグリコーゲンに変えるのを助けます。
これによって血液中の血糖値を下げるわけです。
糖尿病はインスリンの分泌量が足りないと起こりますが、日本の糖尿病の多くは、
「インスリンはたくさんあるけれども、細胞のほうがその情報を受け取れないために、血液中の糖が余ってしまう」
タイプです。
グルカゴンというのは、インスリンの逆で、【血糖値が下がったときに血液中に糖を増やす働き】をします。
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