帯状疱疹って、なに!? | 【一宮市本町の整体マッサージ】アトラス整体院
「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」とは、字を見れば分かりますように、
【帯のように発疹があらわれる病気】
です。
しかも、何故だか
「からだの左右どちらかの片方にだけ、出来る」
のです。
ですが、たんなる皮フ病と違うのは、【なんといっても激しい痛みを感じる】ことです。
この病気に掛かった人は、この痛みを
●針で突き刺したような、
●ナイフでえぐられているような
●火傷したみたいな
と表現がでるくらい、「とにかく痛い」そうです。
しかも意外なことに、
【皮フの表面が痛むのではなく、内部から痛みが来る】
そうなのです。
この帯状疱疹は、
「日本人の6人に1人がかかる」
と言われているほど身近で、不思議な病気になっています。
不思議な点としましては、
①なぜ、帯状に発疹があらわれるのか
②なぜ、からだの左右どちらかの片側だけに発疹があらわれるのか
③なぜ、皮フに発疹があらわれるのに、からだの内側から痛むのか
④なぜ、発疹よりも先に痛みがあらわれるのか
⑤なぜ、中高年になってから発症することが多いのか
などが、あります。
じつはこれらの【不思議】を解き明かすためには、
帯状疱疹が
「どんなウイルスによって、どう引き起こされるか」
が、大きなカギとなります。
そのウイルスは、子どものころによく掛かり、一度掛かると、もう二度と掛からないと言われていた、あの
【水ぼうそう】
です。
免疫細胞のお陰で、水ぼうそうウイルスを倒すための特別な武器「抗体」を作り出し、病気を治してくれますし、からだの中にずっと残っているので、一度かかったら二度目は無いそうです。
それが何故、「水ぼうそうウイルスが帯状疱疹になってしまう」のでしょうか?
じつは、ごくわずかに生き残るウイルスがいるのですが、
【このウイルスは、免疫に見つからないように姿を変えて隠れてしまう】
のです。
(自分の遺伝子だけをこっそりと残し姿を消します。)
すると、免疫には見つけられなくなり、年を追うごとに徐々に弱まっていきます。
そうして、免疫が弱まるのを虎視眈々と狙っていたウイルスの遺伝子は、体調を崩したり疲れがたまったりなどで、
「からだの防衛機能が低下した時を見計らって、再起動する」
のです。
問題は彼らの隠れ家なのですが、背骨の中を通る脊髄の左右にあって、
【胸やお腹に向かって帯状に通っている神経の中に隠れている】
事です。
増殖した水ぼうそうウイルスは、
「神経細胞を傷つけ、激しい痛みを発生させながらすすみ、やがて皮フに到達して発疹を引き起こす」
のです。
子どもの頃に掛かった水ぼうそうが、たまたま「神経」という隠れ家を見つけてしまったために起こっていた病気だったのですね。
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