バター対マーガリン。怖いのはどっち!? | 【一宮市本町の整体マッサージ】アトラス整体院

バター

 

バターとマーガリンでは・・・。

実は、バターとマーガリンは、「カロリーを比較してもあまり大差はない」のだそうです。

ですが、コレステロールを上昇させる原因として有名な「飽和脂肪酸」(動物性脂肪)の割合はバターが約62%、マーガリンが約20%とバターの方が圧倒的に多く含まれています。

一方、諸外国では、マーガリンに多く含まれている「トランス脂肪酸」が、体に深刻な悪影響を及ぼすとして問題視されています。

 

トランス脂肪酸とは・・・?

トランス脂肪酸は、食品の表示では

「一部水素化された植物油」

「植物ショートニング油」

とされており、マーガリンやファーストフードのフライドポテト、スナック菓子、パン、クッキーなどに多く含まれています。

水素を添加することによって、植物油の化学構造を変化させて作りますが、構造は不飽和脂肪酸と似ています。

でも、性質はむしろ飽和脂肪酸に近くなっています。

植物油は室温では液体状ですが、トランス脂肪酸にすれば固体となるので、

「運びやすく、またすぐには油臭くならない」

という便利さもあります。

 

日本と外国での取り扱いの違いは?

飽和脂肪酸が「心臓病に悪い」という研究結果は多く、日本でもこれまでの間に、「飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸」に置き換えるよう指導が行われてきました。

ところが最近、トランス脂肪酸が、飽和脂肪酸よりももっと悪いことが分かって来ました。

悪玉コレステロール(LDLーコレステロール)を増やすだけでなく、善玉コレステロール(HDLーコレステロール)を減らし、動脈硬化の危険性をさらに増やすことが報告されてきています。

また、心臓病の原因となる「トリグリセリド」や「リポプロテイン(a)」という物質を増やしたり、血小板を凝集させて血栓を作りやすくしたりすることも分かってきています。

すでにヨーロッパでは、マーガリンはトランス脂肪酸を減らすようにしていますし、アメリカではトランス脂肪酸の使用禁止条例も作られています。

日本では、摂取量が少ないのですが、早急に対策を練る必要性がありそうですね。

 

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