【玄米vs発芽玄米】食べるとしたら…どっち?

「健康に良い」、というイメージのある玄米。
確かに玄米の「胚芽」や「表皮」には、「フィチン酸」という毒素の排出作用を持っている物質が豊富に含まれています。
強力な抗酸化作用の働きを持っているフィチン酸は、
「活性酸素の発生を抑制し、血中のコレステロールを低下することで、がんの予防、抑制を可能にする」
、と言われています。
ですがこのフィチン酸、排出作用がかなり強力で、
「玄米食を続けている人には、ミネラル欠乏症の人が少なくない」
という報告もあるのです。
実際に、牛乳に含まれているカルシウムなどの必須ミネラル成分と強く結び付いてしまう為に、その吸収を阻害してしまいます。
ですが、ここで朗報です。
一時期に話題となった「発芽玄米」ですと、この問題はクリア出来るのです。
「フィターゼ」という酵素の働きで、フィチン酸とミネラル成分とを分解して独立させてくれるので、「ミネラル欠乏症を改善」してくれます。
因みににですが、玄米以外にフィチン酸を多く含む食品は、「ゴマ」や「枝豆」があります。
もともと吸収されにくい栄養素のカルシウムなだけに、それを阻害するフィチン酸との食べ合わせは、避けていきたいですね。


