人間の脳を観察する測定方法には・・・!?
人間の脳機能の計測装置としては、まず脳波計が知られています。
脳の中の電気的な活動を外から捉える装置の事ですが、簡単に言えば電圧計になります。
これは1920年代からの長い歴史があり、人の脳を調べるために今でも使われています。
1970年代の終わり頃、CTが開発され、身体の中の情報をより詳しく取り出せる様になりました。
他にも、X線CTやMRI(磁気共鳴画像)などが有名ですね。
当初、これらの測定は「放射線を使用しての撮影」だったそうです。
脳の血流の速さで放射線が分布する薬やブドウ糖代謝の量によって、分布する薬に放射線をくっつけて測定をしていました。
ただし被曝もしますし、放射線を作るのに大きな装置も必要でコストも大変かかりました。
現在はMRIが利用出来ますのでコストも低く、被曝もしません。
それに脳の形だけではなく、機能までも調べられる様になりました。
2000年以降、日本独自の技術と言ってもいい近赤外計測法も活用されています。
これは近赤外光を使って、大脳の血管中のヘモグロビンの量を計測し、脳の働きを測定します。
脳の深いところは測定出来ませんが、大脳皮質の情報は捉える事が出来ます。
ただし空間分解能があまり良くないため、 どの部分の活動かを正確に把握は難しく、センサーの当たった部分の事しかわかりません。
ですが光ファイバーの装置を頭に載せるだけで使えますので、 生活環境に近い環境で測定出来るメリットがあります。
想像すると笑えそうですが、すごい進歩ですよね。
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