「インフル」には、3つのタイプがある!?
インフルエンザでは、よく「ソ連A型」とか「香港A型」とか言いますが、
実はインフルエンザには【A・B・C】の3つのタイプがあるのです。
インフルエンザウイルスと言うのは「RNAという遺伝子」を、タンパク質が包んでいます。
そして「そのタンパク質の種類によって、A・B・Cと3つのタイプに分かれる」のです。
あまり耳にしない【C型】というのは、
感染しても非常に軽くて、軽い風邪症状を出すだけですし、
【B型】というのは、
いわゆる「季節性のインフルエンザ」を引き起こします。
さて、いつも問題となっている【A型】ですが、
A型は「季節性のインフルエンザになる」と同時に、
「全く新しい新型のインフルエンザになりやすい」
タイプなのです。
A型とB型のウイルスには、「表面がギザギザに囲まれた形」をしています。
そしてその中に、「8本のRNAがある」だけのシンプルな構造をしています。
このギザギザの突起は「たんぱく質」から出来ていますが、これには【H】と【N】の2種類があります。
Hは、「ヘマグルチニン」と言い、
Nは、「ノイラミニダーゼ」と言います。
このHには、「同じHでも若干違う」という亜型があり、
発見された順番に【1~16】まであります。
また、Nの亜型も見つかっていて、
こちらも発見された順番に【1~9】まであるのです。
このHとNの組み合わせでウイルスが分類されています。
数年前、中国で拡がっていた鳥インフルエンザ【H7N9】も、このHとNの組み合わせで分類されています。
ちなみに、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が騒がれていた2009年頃では、
人から人へと感染する能力が高かったのは、
H1N1、
H3N2、
H1N2、
H2N2、
の4タイプだったそうです。
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