筋肉痛の「原因」と「予防」に!?

2015年6月11日 2023年6月18日

院長　とし

一般的に筋肉痛は、運動した後の「半日以上経過してから始まる」と言われています。

久しぶりに運動すると、筋肉の筋繊維や周囲の結合組織に小さな損傷が出来、
これを「修復しようと免疫システムが働き、白血球などが稼働」する事で炎症が起こります。

この「修復過程で出る物質や腫れ、熱が感覚神経を刺激し、筋肉痛が起きる」と言う説が、現在では有力です。

昔は「筋肉痛は疲労物質の乳酸が原因」と言われてましたが、最近の研究では

「運動によっては乳酸などの疲労物質はたまるが、運動後長くとも２時間程で代謝されるため、運動翌日に起こる筋肉痛の原因とは言えない」

と考えられています。

では、筋肉痛を予防するには一体どうすれば良いでしょうか？

それは、同様の動きを繰り返して筋繊維などが損傷を起こさない様に、
筋肉を適応させる事です。

例えば、久しぶりに運動会で走るのであれば、
「一週間位前にでも、短い距離を一度走っておく」事を、オススメします。

そうすることによって、予防効果も期待ができるそうですよ。

（でも、欲張らずに少しの運動量を目安にして下さいね。）

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