糖質代謝に重要な【ビタミンB₁】は…

ビタミンB₁

 

摂取した糖質からエネルギーを生み出す過程で、「補酵素として酵素の働きを助ける」ビタミンB₁は、糖質をエネルギー源とする「脳や神経の働きを正常に維持」したり、「皮膚や粘膜を正常に保つ」のを助けたりします。

 

実はビタミンB₁は、「ビタミン類の中で、最初に発見」されたビタミンとなり、「脚気を予防する成分」として発見されました。

 

ビタミンB₁は、「玄米」などの精製されていない米に多く含まれていますが、江戸時代から明治にかけて、日本では「白米」を食べる習慣が広まり、江戸(東京)で「脚気」が大流行しました。

 

その脚気ですが、ビタミンB₁を投与すると速やかに症状が回復していきます。

 

ビタミンB₁の化学名は「チアミン」で、食品中では「リン酸」と結合しています。

 

消化管でリン酸が離れ、小腸にてチアミンは吸収されますが、再びリン酸と結合して「チアミン二リン酸」(TPP)となって「糖質の代謝を助ける補酵素」として働きます。

 

なので、ビタミンB₁が不足してくると「糖質代謝に支障をきたす」ので、エネルギーの産出が上手く出来なくなってしまうのです。

 

ビタミンB₁の1日の推奨量は、

●成人男性の場合は、1.3〜1.4mg

●成人女性の場合は、1.1mg

となっています。

(推定される1日のエネルギー量に基づく)

 

ちなみにですが、ビタミンB₁が慢性的に不足してくると、末梢神経に障害が起こり、全身の倦怠感や手足の痺れ、歩行障害、呼吸困難が発症する「脚気」(多発性神経炎)を引き起こします。

 

ほかにも、脳の中枢神経に障害が起こると「ウェルニッケ脳症」になり、「眼球運動障害」「運動失調」「意識障害」なども現れ、進行すると「コルサコフ症候群」という認知症へと移行していくそうですよ。

 

ちなみにですが、ウェルニッケ脳症は、

「アルコールを多飲する人に起こりやすい」

とも言われているので、アルコール摂取量の多い方は、ビタミンB₁不足にはご注意を。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です