抗酸化作用で細胞を守る【ビタミンE】は…

ビタミンEには「強い抗酸化作用」があり、市販されている植物油には、「酸化防止剤」としてビタミンEが添加されています。
植物油は時間が経って酸化してくると、過酸化脂質が生じ変色や異臭がしてきますが、ビタミンEの抗酸化作用で酸化や過酸化脂質への変化を抑えます。
摂取されたビタミンEは小腸で吸収されたあと肝臓へと運ばれますが、そこでタンパク質と結合して全身の細胞に運ばれます。
体内のビタミンEは「細胞膜」の中に多く存在し、強い抗酸化作用で細胞が酸化されるのを防いでくれます。
「肝臓」「心筋」「脂肪細胞」「血液」「睾丸」「子宮」など多くの組織に蓄えられ、細胞膜にある脂質の酸化を防ぎ、細胞の機能の維持を助けてくれるので、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
ただ、ビタミンEが活性酸素から生ずる有害な過酸化脂質を防いでいても、その過程でビタミンEの抗酸化作用は失われてしまいます。
その失われた力を元に戻してくれるのが「ビタミンC」で、そのビタミンCの作用によってビタミンEは再び抗酸化力を有するようになるのです。
ほかにも、過酸化脂質の増加を防ぐ事から「老化防止」や「がん予防」に役立ったり、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化も抑制、「動脈硬化」を防ぐともみられています。
ビタミンEの1日の推奨量は、
●成人男性の場合、6.0〜7.0mg
●成人女性の場合、5.0〜6.0mg
といわれています。
(日本人の平均的摂取量)
通常の食生活では、ビタミンEの摂取不足は起きないとされていますが、「低出生体重児」では母体からのビタミンE不足の場合には、赤血球の細胞膜の脂質が酸化されて破れやすくなっているため、「溶血性貧血」の原因となるようです。
ちなみにですが、女性がビタミンE不足になっていると
「不妊のリスクが高まる」
ともいわれていますよ。

