カルシウムの吸収を促進する【ビタミンD】は…

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する「カルシウム結合タンパク質」の合成を調節し、「腸管」でのカルシウムの吸収を促します。
コラーゲンを中心としたタンパク質の枠組みに、カルシウムが沈着(石灰化)する事で「骨」になりますが、ビタミンDには、カルシウムが骨に沈着するのを助ける働きをします。
また、「血液中のカルシウム濃度が常に一定になる」ように、甲状腺ホルモンや副甲状腺ホルモンと協力して働き、
●カルシウムの血中濃度が下がった時は、
骨からカルシウムを溶かし出して補充したり、尿中にカルシウムが排泄されないよう腎臓で再吸収する
●カルシウムの血中濃度が上がった時は、
骨にカルシウムを沈着させて血中濃度を下げる
ようにします。
ほかには、「筋肉の合成を促す作用」や「細胞内の遺伝子の転写を調整」する働きもあります。
人を含む哺乳類の皮膚の表皮には、「プロビタミンD」という物質があり、これに紫外線が作用してビタミンDが作られます。
食品中に含まれているビタミンDには、
●きのこなどの植物性食品に含まれる「ビタミンD²」
●魚などの動物性食品に含まれる「ビタミンD³」
の2種類があります。
ビタミンDの1日の推奨量は、成人の男性•女性ともに「8.5ug」となります。
(骨折リスクを上昇させないための必要量)
ビタミンDが不足をしてくると、
●成人では「骨軟化症」
●小児では「くる病」
●高齢者では「骨粗しょう症」
への原因ともなります。
ちなみにですが、ビタミンDを摂取し過ぎた場合には、「高カルシウム血症」が起き、それによる食欲不振、体重減少、嘔吐などの症状が現れるそうですよ。

