免疫機能に働く【ビタミンB₆】は…

ラットの皮膚炎に酵母の抽出物を与えたところ、治った事で「皮膚炎を予防する成分」として発見されたのが、「ビタミンB₆」です。
食品から摂取したタンパク質は体内で「アミノ酸」に分解されますが、その分解されたアミノ酸は必要な他のアミノ酸への再合成に使われます。
ビタミンB₆は、これらの代謝を助け、エネルギー源として利用する際にも補酵素として働きます。
体内で腸管から吸収されたビタミンB₆は、肝臓に運ばれ、「リン酸」と結合して「ピリドキサールリン酸」(PLP)という補酵素になり、
●タンパク質の分解
●再合成
●エネルギーの産生
に働きます。
ほかにも、神経伝達物質である「セロトニン」「ドーパミン」「ノルアドレナリン」などの合成も促したり、「免疫機能」や「皮膚や粘膜」の働きを維持することにも関わっています。
「アレルギー症状の緩和」や「動脈硬化の予防」にも役立つ栄養素として、ビタミンB₆は期待されてもいるようです。
1日の推奨量としては、
●成人男性の場合は、1.4mg
●成人女性の場合は、1.1mg
となっています。
ちなみにですが、ビタミンB₆は「腸内細菌によっても作られる」ので、通常の食事をしていれば不足する事はほとんどありませんが、もしも不足した場合には「ペラグラ様皮膚炎」「口角炎」「舌炎」などの皮膚炎が起きる事もあります。
また、サプリメントなどで摂り過ぎた場合には、手足の痺れや筋力の低下などの「感覚神経障害」が起こる事もあるようですよ。

